全日本クラシックカメラクラブ
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2007年11月研究会持参カメラ一覧・・基本的には持参者の記入通りとし明らかに誤記と思われるものは(編)で修正しました(敬称略、50音順)
持 参 者 カ メ ラ  名 製 造 会 社 フィ ル ム 国 名 発売年
赤川 浩義 アンゴー C. P. ゲルツ 乾板(12×15cm) ドイツ 1906
浅沼 宣夫 ホーケットカメラ No.2 イーストマン コダック 120(6×9cm) イギリス 1930's
コニカ Ⅰ 小西六写真工業 135(24×36mm) 日本 1947
コニカ Ⅱ   〃   〃 1951
ベロクイック(Beroquick) KB135 バイエル(Beier)   〃 東ドイツ c1976
稲田 裕之 パーレット8年型(前期型) 小西六本店 127(4×6.5cm) 日本 1933
内田 五三郎 ミニマム パルモス イカ 乾板(9×12cm) ドイツ 1909
倉石 馥 R.B. オートグラフレックス フォルマー アンド シュウィング ディビジョン 乾板(手札判、8×10.5cm) アメリカ c1917
アンゴー C. P. ゲルツ 乾板(9×12cm) ドイツ 1906
小林 昭夫 スーパースポーツ ドリー モデル A ツェルト 120(4.5×6cm、6×6cm) 1934
  同上   モデル C (距離計連動機) 1938
小林 泰人 ルビー デラックス レフレックス ソーントン ピッカード 1/4プレート、ロールフィルム(6×9cm) イギリス c1912
メントール ステレオ レフレックス メントール カメラファブリーク プレート(6×13cm) ドイツ c1913
鈴木 恭一 イカフレックス イカ プレート(6×9cm) 1911
グラフレックス シリーズB フォルマー グラフレックス Corp. シート(2 1/4×3 1/4インチ) アメリカ 1926
レフレックス コレレ Ⅱ コッホマン 120(6×9cm) ドイツ 1936
フォス デルビー Ⅱ フォス 127(3×4cm) 1934
高井 弘善 パーマ プラス パーマカメラ 127(4×4m) イギリス 1952
高島 鎮雄 エクスポ ポリスカメラ エクスポカメラ カセット入り(17.5×19mm) アメリカ 1911
メントレット(TLR) メントール カメラファブリーク 120(6×6cm) ドイツ 1936
エンサイン オートスピードカメラ ホートン 120(6×9cm) イギリス 1932
ガリュ デルリュクス ガリュ 127(3×4cm) フランス 1947
70mm コンバットカメラ(海軍用) グラフレックス Inc. 70mm(5.5×7cm) アメリカ 1953
七井 貞明 フォスフレックス フォス 120(6×6cm) ドイツ 1934
クラップカメラ モデルⅠ エルネマン 乾板(9×12cm) 1901
ツバイフェアシュルス デュプレックス(9×12) イハゲー 乾板(9×12cm) 1927
プレス カメラ ソーントン ピッカード 乾板(3×4インチ) イギリス 不明
アンシュッツ モデルⅡ C. P. ゲルツ 乾板(9×12cm) ドイツ 1905
トロピカル アンゴー(モデルⅠ) 乾板(10×15cm) 1908
アンシュッツ モデルⅡ(10×15) 1905
アンシュッツ モデルⅠ(10×15) 1896
服部 豊 ローヤルシニア ロ-ヤルワークス 127(4×4cm) 日本 c1954
スピードグラフィック米陸軍用KE-12(1) グラフレックス Inc. シート(4×5インチ) アメリカ 1940's
林 輝昭 LYNX II Pontiac 127(3×4cm) フランス 1948
平形 信 ゼンザブロニカ S ブロニカカメラ 120(6×6cm) 日本 1961
ペンタコンシックスTL ペンタコン 東ドイツ 1968
プラクティカ BMS 135(24×36mm) 1989
藤岡 俊一郎 フォスフレックス Ⅰ フォス 120(6×6cm) ドイツ 1934
   同上   Ⅱ 1938
フォスデルビー Ⅱ 127(3×4cm) 1931
ナショナル グラフレックスⅡ フォルマー グラフレックス Corp. 120(6×7cm) アメリカ 1934
藤田 耕一 RB グラフレックス 無記入 無記入
ナショナルグラフレックス 120(6×7cm) 無記入
藤森 淳 ペースメーカー スピードグラフィック モデル23 シート(2 1/4×3 1/4インチ)他 1947
ペースメーカー センチュリーグラフィック モデル23 1949
馬淵 勇 ナショナルグラフレックス シリーズⅡ 120(6×7cm) 1934
ヴァン ネック プレスカメラ ヴァン ネック ロンドン 乾板(9×12cm) イギリス 1932
山口 満 ツバイフェアシュルスデュプレックス(6.5×9cm) イハゲー 乾板(6.5×9cm) ドイツ 1928
山前 邦臣 フォカ 2スター O. P. L. 135(24×36mm) フランス 1950
フェイクライカⅡ(ゾルキー?) クラスノゴルスク(?) ソ連 1954
スフォマックス S. F. O. M. 16mmフィルム(14×23mm) フランス 1949
吉田 安夫 ゼンザブロニカ S ブロニカカメラ 120(6×6cm) 日本 1961
                                  ローヤル シニア

服部 豊さんのコレクション。1954年頃、ローヤルワークスで製造された大変珍しいカメラ。現在確認されているのは、これを含めてたった2台か。

                     ヴァンネックプレスカメラ
馬淵 勇さんのコレクション。アンゴーによく似た二つ折れのたすきを持つプレスカメラ。1932年の発売で、1950年代まで販売された。画面サイズは9×12cmだけである。


アンシュッツ モデルI(10×15)
七井 貞明さんのコレクション。レンズはダゴール18cm/6.8付。フォーカルプレーンシャッターのスリット調整にひもを使っている。


                                         アンシュッツ モデルII (9×12)
七井さんのコレクション。レンズはダゴール15cm/6.8付。フォーカルプレーンシャ ッター幕には、Ottomar Anschütz Lissa Possen と朱書されている。七井さんによれば、折角の朱文字なので交換するのは忍びなく、遮光用のゴム引きをやり直して修理したという貴重なもの。


                            アンゴー
アンゴーの名前は、1905年Anschütz+Goertzのイニシャルを取ってAngoと改めたことによる。別掲「フォーカルプレーンシャッターの歴史」を見ていただくとして、9×12cmは倉石さん、10×15cmは、七井さん、12×16cmは赤川 浩義さんが持ってこられた。写真は赤川さんのアンゴーである。レンズはドグマー14.5cm/4.5。距離は目測で、調節はレンズ基部のヘリコイドで行う。


ミニマム パルモス
内田五三郎さんのコレクション。新聞社のパルモスの修理やフラッシュバルブ用のプランジャー追加などの改修には、内田さんの手によるもの多い。距離は目測で、調節はレンズ側のヘリコイドで行なう。発売は1909年で1920年代まで製造された。



                  ペースメーカー スピードグラフィック モデル23
1947年から製造されたペースメーカー シリーズ。新聞社で使われたものは4×5サイズで、2 1/4×3 1/4インチサイズは、アマチュア用の位置づけである。フォーカルプレーンシャッターを省略し、軽量化したクラウン グラフィックは1949年に発売され、同時期にモデル23用の120ロールフィルムホールダーが発売されている。写真は藤森 淳さんのスピグラで、クラウン グラフィック モデル23も展示された。


レボルビング バック オート グラフレックス -3 1/4×4 1/4インチ(後期)
倉石 馥さんのコレクション。1909年から1941年まで販売されたロングセラー機であるが、フードのヒンジが前(レンズ)側にあるのが前期、後側にあるのが後期とわけられている。この機材は1917年以降に製造された後期製品であるが、フォルマー グラフレックス コーポレーションの銘板があるので、製造時期は社名を変更した1926年以降とすべきか?
   

                      ナショナルグラフレックス
グラフレックス社初のロールフィルム専用の一眼レフ。120フィルムを使い画面サイズは6×7cm。固定レンズのシリーズIと交換可能なシリーズIIがある。藤岡 俊一郎さん、馬淵 勇さん、藤田 耕一さんが展示。写真は藤田さんのコレクション。














メントレット

高島さんのコレクション。ごく普通の二眼レフに見えるが、フォーカルプレーンシャッター付で、最高速は1/600秒。右側のクランク一本で、フィルム送り、シャッターチャージ、シャッターレリーズを行う。




←フォスフレックス      フォスフレックスⅡ→






七井さんがと藤岡さんがフォスフレックスを、藤岡さんが同Ⅱ型を展示。



写真は藤岡さんのコレクション。メントレットと同様に、布幕フォーカルプレーンシャッター付。



II型には、F2.5の明るいレンズと1/2秒までのスローが付く。

      


               70mmコンパットカメラ(海軍用)

潜水艦の潜望鏡にミラーボックスを介して取り付けられていたカメラ。
軍艦部の折り畳み式のファインダーがないので、よりコンタックスに近い形に見える。
高島さんのコレクション。

      

                       スフォマックス
山前 邦臣さんのコレクション。今回の展示カメラのなかではもっとも小さく、もっとも洒落たカメラ。


                      メントール ステレオ レフレックス
小林 泰人さんのコレクション。ヨーロッパ標準である6×13cmの乾板ステレオカメラ。カールツァイスのテッサー9cm/4.5が2つ付く。ファインダーもニ眼ステレオである。1913年頃から1925年まで製造された。


                    パーマ プラス
1930年代に発売されたパーマ スペシャルの改良版で、シンクロ接点が追加され専用のフラッシュガンが提供された。

          
               
エンサイン オートスピード カメラ
高島 鎮雄さんのコレクション。何の変哲もないフォールディングカメラに見えるが、レンズボードにシャッターが無い。ボディに布幕フォーカルプレーンシャッターを内蔵し、フィルム巻きあげと連動する。最高速は1/500秒。1932年では、レンズシャッターには出せない速さだった。