全日本クラシックカメラクラブ All Japan Classic Camera Club

　平成20年11月8日（土）午後2時から11月の研究会がJCII６階の会場で開かれ、約50名が参加しました。今回のテーマは「カメラ名もしくはメーカー名がKまたはLで始まるカメラ」でした。当日は高島会長が欠席だったため林輝昭幹事の司会で研究会が進められました。

　日本製カメラでは、小西六の戦前にルビコンとして試作されたカメラで、戦後になってからコニカと改名して発売されたコニカⅠ型（Made in occupied Japan）、同じくコニカⅡ型(これもMade in occupied Japan)やコニレット、製造中に倒産した為レオタックスの最後のカメラになったレオタックスG等が持ち込まれています。

　外国製のカメラではコダック、ライカ、カメラヴェルクシュテッテンなどが目立ちました。コダックではコダック35（各タイプ）や620フィルムを使う重いカメラのメダリストⅠ、Ⅱ、ドイツコダック(Kodak AG)のレチナ等が持ち込まれました。
　ライカでは、珍しい航空機用（軍用）のⅢcと、戦後に僅か作られたライカ用クセノンのレンズが持ち込まれました。この軍用ライカⅢcはシャッター幕にKの文字が印刷されており、ボディーのシリアルナンバーにも最後にKの字が付加されています。シャッター幕には無数のピンホールがあり満天の星空状態ですが、K字の印刷があるので交換するわけにはいかないと所有者はこぼしていました。
　アメリカ製のライカコピー機であるカードン（軍用）も持ち込まれています。最も多く持ち込まれたカメラは、カメラヴェルクシュテッテンのパテントエツイで6.5×9cm判の蛇腹１段および２段伸ばし、9×12cm判などが見られました。

'08/11月研究会持参カメラ一覧･･･基本的には持参者の記入通りとし明らかに誤記と思われるものは(編)で修正しました　(敬称略、50音順)